conversation with oak trees





July 2020, Berkeley






《植物との対話》


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In plant society, one represents the whole and the whole represents each individual.


植物は個にして全、全にして個 種(しゅ)全体でひとつの生命体。


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以下、おとぎ話としてどうぞ・・


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今朝、いつもの森に向かう道すがら 小さな草地でアブラナに呼びとめられた。 その草地全体から、なぜか窮屈そうな雰囲気を感じた。


アブラナ「おーい。あそこの切り株の上の石をどけてくれー」


草地の真ん中に切り株があって、その上に大きなコンクリートの石が置かれていた。 石をどけると、それはオークの切り株だったらしく、切り株から小さなオークの芽が大量に伸びていた。石に成長が遮られていたらしく、芽がぎゅうぎゅうに渋滞していた。それじゃ息苦しくて当然だよね...。


歩き去ろうとすると、すぐ近くの大きなオークの木が、小さく「ありがとう」と言った。そして、さっきの切り株を慈しむように、抱きかかえるように、光で包んでいた。


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植物は、種(しゅ)全体として生存、豊かに繁栄することに関心があって、個体意識があまりないように感じる。 離れていても、同じ種同士は繋がっていて、情報を共有している。この場所の個体と、星の裏側に生えている個体は、ひとつのものとして繋がっている。


今はカラカラに乾燥してユーカリが繁殖しているこの地域も、昔は豊かなオークの林で、たくさんのドングリが採れたらしい。人々がオークの木々と共生して、感謝のセレモニーや祈りを行なっていた時代がカリフォルニアにはあった。


ヒトとして、植物から学ぶことはあまりに多い…もっと深く知りたい。



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